中途採用支援に関する基礎知識を紹介します

バブル崩壊後の長引く不況の中で、各企業とも新卒者の新規採用の抑制や大規模なリストラや勧奨退職を実行してきました。その結果、社員の年齢バランスが大きく崩れてしまい、中堅となる社員が極端に不足している会社も少なくありません。また、少子化の加速に伴い、新卒者を雇用したくても雇用できない事情もあり、社内の労働力が高齢化傾向にも歯止めが、かからなくなっているのが実情です。そのため、中途採用でこうした労働力の不足を補う動きが加速しているのですが、新規採用と異なり即戦力となる人材を確保しなくてはならないことから、労働市場におけるターゲティングなど専門的なスキルが必要となってきました。そこで、中途採用に係る業務全般を専門のコンサルティング会社にアウトソーシングする会社が増えてきているのです。

中途採用支援におけるターゲティングと募集活動

中途採用支援では、主にターゲティング、求人募集、採用試験、教育の4段階について、戦略の策定から実践時におけるアドバイスやフォローを行っていきます。まず、即戦力となる人材を確保するためには、その会社にとって必要な人材を明確にし、どういった場面でプロモーションを展開すべきなのかを戦略として企画していかなければなりません。このことをターゲティングといい、コンサルティング会社の実力が試される部分になります。コンサルティング会社では、蓄積されてきた膨大なデータを基に、その会社の職種、業務内容、年齢構成、現場の要員事情などを分析し、該当する求職者が集まる媒体やイベントを絞込み、プロモーションを展開していきます。つまり、幅広く求人広告を出稿し応募を募るのではなく、募集段階から人材を絞込み、中身の濃い選考を行っていくのです。

中途採用支援における選考作業と社員育成

応募者が集まった段階で、選考を行っていきますが、ここでは、選考試験の内容及び面接試験における質問事項やその際の応募者のチェックポイントなどを作成していきます。特に、面接試験は短時間に応募者の適性を見抜かなければなりませんし、面接官が変わっても同じ基準で評価する必要がありますから、非常に繊細な部分になります。コンサルティング会社によっては、面接官の訓練を行う会社もあります。人材を活かすためには、入社後の訓練も重要なポイントになります。そこで、コンサルティング会社では、自社の業種や中途採用した社員のスキルなどに合わせた教育プログラムの策定も行い、人材の能力を100%引き出すためのフォローも徹底して行っています。中途採用枠は今後も増えていくことが想定されますが、新規採用とは明確に区別し、即戦力として育成することが重要であり、そのためには中途採用支援はとてもメリットがあるものなのです。